夢幻城ばぁる: 『処女と魔王とタクティクス』 体験版 感想

2011年5月22日日曜日

『処女と魔王とタクティクス』 体験版 感想

ゲームシステムを積んだ、『処女と魔王とタクティクス』の体験版について感想。
あくまで感想であってレビューじゃないよ!
bloggerの仕様上、あえて記事の日付をずらしてあります。

プレイした体験版のverは1.1(最終版ではない)です

シナリオ
主人公が学校をさぼっていることがばれ、追いかけまわされているうちに異世界へ。
シナリオがあって無いようなもん。
異世界へ飛ばされた→種族間戦争をしていた→ゲームだと思い戦争に参加した→事実を知るも続行→いい女ばかり→女神も含め、全部手篭めにしてやるぜ
しかし、全くつまらないかと聞かれればそうでもないです。へっぽこ魔王含めヒロインにいい娘が多く、キャラゲーとして悪くない出来。

ゲームシステムについて
固有ユニットと汎用ユニットの差が激しい。ただ、スキルの有無があるだけで能力がさほど変わらない。魔王の生まれ変わりだの、魔王が遺した剣だのと至物を与えられても無双を誇れない主人公はどうかと思う。
またマスゲーとして戦術(タクティクス)を用いる必要がありそうなのにその辺が微妙、現状はどれだけフルボッコにできるかゲー。

たとえば、

移動力の差で連れまわして突出した敵を各個撃破
 →大抵のマップは囲まれています。

相手AのHPを減らしておいて放置、相手Bを削る。次のターンに反撃でAを沈める
 →反撃だとHPが1残る。反撃だと与ダメが劇的に下がる。それ以前に相手が遠方へ逃げて反撃できない(攻撃してこない)。あと、反撃オンリーではなく防御なり、回避なり反撃から選ばせてほしい。

HPや防御面で堅い仲間を囮に!
 →どのユニットも上限HPが1000、敵の一撃で300~500。魔法攻撃を受けると700前後食らい一瞬で蒸発することも。クリティカルでると終わる。

ユニットの損耗率がやばい
 →回復! は300固定。受けるダメは400オーバーなのに。レベルが関係ないのな。

SP(MP)が足りない
 →1度待機することでSP1ないしSP2回復。攻撃魔法に必要なSPは5。また通常攻撃が使えず反撃も不可。

ユニット
 →ユニットとしてのHP、そのユニットの残存兵力(頭数)が別扱いで不便。残存兵力が少ないと与ダメ減衰、回復手段も違っており、一度でも食らうとHP回復しても弱体化したまま。

経験値
 →経験値をポイントで入手し、それを各ユニットで配分してレベルを上げるのですが、経験値獲得手段が回復呪文>撃破という謎っぷり。呪文に必要なSPは待機することで回復するのでこれはちょっと頂けない。その気になれば最初からレベルMAXとかできるんじゃね?

バランスが悪いというより、ユニットやシステムに役が振り切れていない感じ。


キャラクター
登場した範囲ではへっぽこ魔王エリスが良い……ってか、他は殆ど出てきてない。

一枚絵はそこまで悪くないのに一部立ち絵がよろしくない。他には特に書くこともない。

演出
ゲームシステムについては先に書いたした通り。

楽曲
可もなく不可もなく。悪いなら悪い、良いなら良いで済むけど特に書くことがないって言うのが一番堪える。ただ、オープニングはかなりいいと思う。

期待点(上限100)
60点

ゲーム性を売りにするにはかなり厳しい。アリスやエウシュリーレベルとは言わないけど、ユニットに個性を持たせて移動力や特殊能力に差を。
MAPが狭すぎるのも難点、移動力に差がない事も相まって、開始数ターンで接敵し同じユニットを同じ方法で倒すだけの波状攻撃になっていて単調。
個人的に縦横は今の4倍程度欲しい。
書き忘れていたけど、一般的な敵味方分かれたターン制ではなく、FFタイプで各ユニット毎にターンが回ってくるシステム。

『処女と魔王とタクティクス』のムービー

処女と魔王とタクティクス 2011年6月24日発売!